米国は1992年の「米国香港政策法」に基づき、独自の司法・経済制度を持つ香港を中国本土と異なる扱いとしてきた。しかし、香港への統制を強める中国への報復としてトランプ大統領は、その「特別な地位」を剥奪し始めた。世界的な金融センターである香港が他の中国の都市と同じ扱いになる可能性もある。そうなれば、すでに難しい状況にある米中双方の経済に打撃となる恐れがある。
中国による香港への統制強化を目的とした「香港国家安全維持法」が可決、施行されたことを受け、自民党がまとめた非難決議の内容が3日、分かった。
香港人がパスポートを2種類持っている理由や、香港人のイギリス国籍取得に関する議論について紹介。
香港警察は1日、前日に施行された「香港国家安全維持法」に違反したとして男女10人を逮捕した。このほかに、禁止されていた集会に参加した約360人が拘束された。
イギリスのボリス・ジョンソン首相は1日、香港市民300万人に対し、イギリスの市民権や永住権の申請を可能にする方針を明らかにした。中国政府が6月30日に施行した香港国家安全維持法(国安法)が自由を侵害しているため、かつてイギリスの植民地だった香港からの「逃げ道」を作るとしている。